Works
設計事例
# YNR Brilliance
個人住宅
DETAIL
設計者 | H.A.S.Market |
---|---|
所在地 | 東京都世田谷区 |
竣工 | 2004年 |
主要用途 | 専用住宅 |
主体構造 | RC造 |
敷地面積 | 224.50㎡ |
業務内容 | 設計・監理 |
施工者 | OSTブレーン |
撮影 | 田中宏明 |
Open 10:30~19:30 / 定休日 土日祝
個人住宅
DETAIL
設計者 | H.A.S.Market |
---|---|
所在地 | 東京都世田谷区 |
竣工 | 2004年 |
主要用途 | 専用住宅 |
主体構造 | RC造 |
敷地面積 | 224.50㎡ |
業務内容 | 設計・監理 |
施工者 | OSTブレーン |
撮影 | 田中宏明 |
COMMENT
施主は、IT企業の経営者である。その要望は、我々にとって極めてユニークであった。バブル時代を髣髴とさせるような空間であること、高所得者層を対象にしたマンションのモデルルームのようなものであること、石や木などの高級感を生みだす素材を使うこと、コストをかけ過ぎないこと、などである。
本建物は、バブル時代に外人用賃貸マンションとして建てられたものを分譲マンションとして売り出したものであった。
3階の大きな区画が対象部分であり、延べ面積224㎡の中に、4つの寝室、4箇所のバスルーム、キッチンを内包した家族室、食堂、居間を有する。これを購入し、結婚後の新居として改修をすることになった。
個室と廊下により隔てられたプランは、224㎡という広さを享受し、認識できるような部位や場面が少ない。しかも、コンクリート壁式構造によって仕切られているため、壁を取り払うことが出来ない。
そこで、各部屋が連続して感じられるような構成と材料によって仕上げを組み立て、出来るだけ分断された印象を与えることがないようにし、広がりや一体感を感じとれるようにした。具体的な例としては、エントランスホールからリビングにかけて床に石を張り、黒檀の突板による連続する壁面を設け、黒こげ茶色に塗装された木製ブラインドによって窓面を覆い、そのテイストがダイニングの床へと繋がるといった方法である。
一方で石、木、ステンレス、ガラス、珪藻土クロス、塗装などの仕上材料が持つ生な素材感と異種材料間のコントラストを明瞭にするように心がけた。